カメラ好きのおじさんが教える。画素数と解像度(dpi)キレイな写真を撮る方法

子供さんの写真、運動会に発表会。上手に撮るための基礎知識です。
カメラ好きのおじさんが教える、画素数と解像度(dpi)キレイな写真を撮る方法。
できるだけわかりやすく説明しますね。

画素数
紙サイズ
解像度(dpi)
一般的な描画に適した画像解像度
レンズの性能も影響します
カメラを買おうと思ったら

画素数

カメラを買おうとしたとき、このカメラは800万画素だとか、1,200万画素だとか、カメラの性能を表すのに画素数が表示されています。
そもそも画素数ってなんでしょうか。

画素数とは、写真や画像が点（画素・ピクセル）の集まりでできているときに、その点の数のことを言います。例えば縦800画素(ピクセル)、横600画素(ピクセル)の画像の画素数は48万画素となります。

下の図では
100画素 10×10 400画素　　20×20

となります。
大きなサイズの写真を得ようとすると、大きな画素数が必要になります。

紙サイズ

ちょっとご参考
ちなみに、紙の大きさの一覧です

現在、日本で最もポピュラーに使われている紙・コピー用紙のサイズは「A4」という規格です。
大きさは横210mm×縦297mmです。
「A4」という規格サイズの紙は、会社の書類や学校のノート・ルーズリーフなどでもよく使われているサイズです。

写真サイズは、別規格があります。こちらの主なものは、

です

解像度(dpi)

次に解像度dpiについてです。
画像解像度とは、画像や写真、映像のデータを構成する密度を指します。
単位はdpi（dots per inch）で、1インチあたりのドット(点)の数を表します。
1インチ（2.54cm）あたりに100ドットある場合は100dpiと表記されます。

点が小さくて密度が高いほど、すなはち画像解像度が高いほど、画像がきめ細やかになります。

解像度（resolution）とは、一定の面積に入る点（ドット）の密度を表します。
上のニャンコはそれぞれ、同じ大きさで描かれてます。

一番左のニャンコは50×50個の点（ドット）で描いてます
真ん中のニャンコは100×100個の点（ドット）で
一番右側のニャンコは200×200個の点（ドット）で描いてます
一つ一つの点（ドット）の大きさが違うわけです。一番右がなめらかでしょう。
一インチ当たりの点の数が多いほうがなめらかにきれいな画像が描けます。

一般的な描画に適した画像解像度

Web上で使用する画像の場合、72dpi(1インチすなはち2.54cm当たり72ドット)が一般的です。
これはパソコンのモニターの画面に表示される点の密度に関係します。

一方印刷物の場合は、300dpi以上が必要とされます。
文字印刷の場合など、私は200dpiに設定してます。

一般に
1.インターネット上のメディアファイル　72dpi
2.ポスターなど　150～200dpi
3.チラシやパンフレットなどの印刷物　350～400dpi
と言われています。

Web用のデータをそのまま印刷で使おうとするとかなり粗くなってしまうので注意が必要です。
年賀状を作ったり、季節の挨拶状を作るときに、インターネットのフリー画像など使いませんか？
インターネット上の画像を切り抜きして、年賀状などに張り付けて印刷すると、ぼやけてしまします。
パソコンモニター上ではきれいに映っていても、印刷するとぼやけてしまうのはこのせいです。